車の基本的な部分については、機能にも品質にも不満のないXC40ですが。比較的新しい機能については、それなりに不満を感じるものがあります。
まあ、そういった新しい機能は、他のメーカーが採用している以上は自社でも採用しなければ、と考えるのでしょうが。
その機能が十分でなければ、逆効果では、と考えたりするんですけども。
「アンビエントライト」の機能
というわけで、今回はそういった機能を取り上げるわけですが、最初に取り上げるのは「アンビエントライト」になります。
「アンビエントライト」と言えば、室内の間接照明のこと。ですので、車内で必須の機能というわけではなく、その目的はあくまで「演出すること」にあります。
XC40では、その「アンビエントライト」が7色設定可能。その色は、以下の写真の中から選択することができます(映り込みがあって申し訳なく…)。
「アンビエントライト」の問題点
しかし、XC40に設定されている「アンビエントライト」は、あまりにも存在感がありません。
間接照明なので控えめにする考え方は理解できるのですが、同乗者にまったく存在を気づかれないのでは何のためにあるのだろう…と思ってしまいます。
何となく室内の雰囲気がいいな、程度にでも感じ取ってもらえればいいんですけどね。
残念ながら、写真に写らないほど淡い光で、照らされるのがシフトノブの辺りだけなので気づかれたことはなく。
ドアを開けると同時に点灯し、しばらくすると消灯してしまうことも理由の一つだと思います。多くの場合、乗車姿勢を正して走り始めた頃には消えてしまうわけですから。
目立ちすぎない、さりげない光の使い方は北欧的と言えば北欧的ですが、わずかな時間だけ点灯することを考えれば、色を柔らかい印象のものだけの設定にして、もう少し光量を増やしても良かったんじゃないかな。メルセデスベンツのように室内の至る所が発行するわけではないですし、それぐらいしても華美にはならないと思います。
ちなみに、この光量の問題は照射するランプにあるのかもしれません。
このランプ、実はかなりつつましい造りなんですよね。以下の写真(フロントルーフランプ)の操作スイッチの中央下、縦に光っている部分がそれなんですが。
暗いところで光源にカメラを向けているため、ピントが合わずすみません。
ただ、これで光量が十分でないことについては、イメージいただけるかと思います。