今回は、充電問題のまとめとして「EV車の利用に向く人と向かない人」「EV車をすべての人がストレスなく利用するために必要なこと」について書いていきます。あくまで現時点でのEV車とそれを取り巻く環境についてになりますが、ブログ主なりの視点で書きますので、ご参考にしていただければ。
EV車の利用に向く人と向かない人
EV車の利用に向く人の条件をざっくり整理して書くと、それは以下の2点に該当する人になります。
・一戸建てやマンションなどの住居で「いつでも」充電することが可能な人
・充電を住居もしくは旅先の宿泊先のみで行う人
まあ、旅先の宿泊先での充電設備は現状整備されていないので一部将来の話を含みますが、EV車が普及すれば整備される可能性が高いため条件として書きました。
なお、この条件が意味するところは、充電スポットでの待ち時間が不要ということ。要は、充電する環境に不利な人はEV車の利用に向かない、とも言っているわけですが、何よりもこの点の解消が、EV車普及のカギになっていくものと思います。
ただ、EV車がガソリン車に比べ生産工程なども含め環境負荷が軽くなるのは、走行距離が10万kmを超えてからのことだといいます。条件に当てはまる使い方をする車がすべてその距離を走るのは考えづらいですし、環境負荷軽減にならないなら何のためにEV車を推進しているの…?そういう疑問が湧いてしまいます。
EV車をすべての人がストレスなく利用するために必要なこと
そして、ここまでに書いた内容を踏まえて、「EV車をすべての人がストレスなく利用するために必要なこと」を挙げると、以下の通りになります。
・電池革命により、充電完了までの時間が数分程度に圧縮される
・電池革命により、一回の充電での航続距離が飛躍的に伸びる
………。
どちらも難しそうですね。電池の性能なんて、規格がまるっと変わりでもしない限りいきなり向上するものではないですし、新しい規格ができて実用化するにしても、EUがガソリン車の新車販売を禁止する方針である、2035年という近すぎる未来には間に合いそうにありませんので。
「e-fuel」の方が現実的じゃないのかな。。既存のガソリンスタンドの設備は使えるし、問題は製造コストのみ。その製造コストの削減は、電池の性能を上げるのに比べれば、まだ容易に思えるんですけど。
ブログ主は「e-fuel」推しです。内容の説明は、色々と違う解釈がされているため避けますけど、興味がある方は調べてみてくださいね。
次回、このシリーズの最終回です。多分…。