水素ステーションの話で、ずいぶんと横道に逸れました。
今回は軌道修正して、水素エンジンの魅力の続きを書いていきたいと思います。
水素エンジンの魅力 - ③エンジンのフィーリング
思い返せば、ずいぶん長いこと内燃機関をエンジンとして搭載する車に乗り続けてきました。
初めの頃は、過給機なしのNAエンジン車を乗り継ぎ、次に乗ったRX-7では過給機付きエンジンの楽しさを知り、現在のXC40では過給機付きエンジンのパワーが低回転から発揮されることに驚き。
どの車も、その楽しさはそれぞれのエンジン特性に紐づいていたように思います。
ブログ主の記憶には、エンジンの「音」と「感触」が、乗ってきた車の印象として強く残っているんですよね。パワーがなくて床までアクセルを踏み込むことがしばしばだった車も、逆にパワーがありすぎて扱いに苦労した車も、昨日のことのように思い出されるんです。
しかし、これがEV車となるとおそらくは違います。室内にエンジン音が伝わってくることはなくなり、その感触は子供のころに乗った電動式のゴーカートのよう。これはこれで何らか記憶に残るとは思いますが、同時に寂しさを感じると思うのです。
でも、もし次に水素エンジンを搭載する車に乗り継ぐことが出来たなら…。きっとまた、新しい楽しさを感じることが出来るのではないか、とブログ主は夢想するのです。
おそらくは現実感のない話なれど
そして、これは現実感がない話なのですが。ブログ主はひそかにRX-7の後継として水素エンジン車が発売されないかな、という希望を持っています。
これは、来年発売される「MX-30 R-EV REレンジエクステンダー」のことではなく、2006年に発売された「RX-8ハイドロジェンRE」のような車のことを指しており、もしそれが叶うなら、現時点でその血筋が途絶えてしまった「ロータリーエンジン」が復活することになります。
そして、資本提携しているトヨタからハイブリッド技術の提供を受けて、低速トルクが足りない弱点が解消されればなお良し!マツダ独自のマイルドハイブリッドでも良いのですが、燃費的に考えればそちらがベター。
まあ、実際のところマツダには世界的に売れているロードスターがありますし、あえて販売台数が見込めないRX-7のようなスポーツカーをもう1台作るかと言われれば希望はしゅんとしぼんでしまうのですが、トヨタのみが気を吐いて他はEV車一辺倒の現状を見ると、こんな夢想をしてみたくなるんですよね。