今回で最後になります、ボルボXC40の収納スペースの話。先日、この記事に掲載する写真を撮影していてふと気がついたのですが、後席が新品同様のままなんだなよぁ…。このご時世、助手席はさておき後席にまで人を乗せてどこかに行くなんてほぼ出来なかったので、、いったいいつまでこの状態が続くのでしょう。
ドアポケットと座席脇の小物入れ
さて、本題の後席収納スペースの話ですが、以下1枚の写真に納まる2か所がすべての収納になります。
1か所目はドアポケット。写真中央辺りに写っていますが、前席に比べればかなりコンパクトなスペースになっています。
形状もほとんど斜めになっていて、セカンドバッグを置くのも難しそう。折り畳み傘を斜めに立てかけるように入れておくのが出来るかな、という程度です。現実的には、中央の丸くえぐられている部分に、ペットボトルを置くのがいいところでしょうか。
そして、さらにコンパクトな造りになっているのが、2か所目のシート脇にある「小物置き」。写真では右下のあたりに見えますが、大きさ的にも深さ的にも、いくら考えても置けるものが見つからない。。
ボルボは側面衝突安全の観点からシートを車体側面から距離を取って設置しているので、生じた空間を見栄え良くしようと考えたものと思いますが、、さすがにこれは何も置けそうにありません。なぜ、このような使えない「小物置き」を？
と、ここまで書いてふと思ったのですが、この特殊な形状、もしかすると側面衝突時に乗員を守る役割を果たすのかもしれません。一部が尖った形であるのも、ものを置くところに深さがないのも、すべてはそのため…。何だか急にそんな気がしてきました。
センターアームレストのカップホルダー
最後に、センターアームレストのカップホルダーについて触れたいと思います。まず、見た目はこんな感じ。
一見して、簡素な造りだということがわかります。カップを支える「爪」は樹脂製で、子供がいるご家庭なんかでは何度も上下に折り曲げてしまい、跡がついたり折ってしまうようなこともありそうですね。
ただ、こういった装備を指して、一部で「ボルボの内装は安っぽい」と評する向きがありますが、ボルボはXC40の用途を「パーソナルもしくはカップル向け」と定めています。それゆえの後席装備の割り切りであって、かけるべきと判断したところにはしっかりコストをかけるというのがボルボの考え方ですので、購入をご検討中の方はその辺りをご参考にしていただければと思います。
