《ボルボXC40 × 旅・ドライブ》ときどきネコ

ボルボXC40で行く旅やドライブの記録。時々ネコが出てきます。

伊豆半島でXC40の走行性能を試す(その⑤ーパドルシフト前編)


前回記事の最後に、「使いづらい」と書いたパドルシフト。XC40でもRデザインにしか設定がない装備なのに、どうしてもう少し煮詰めなかったのか。。でも、その根本的な原因は、パドルシフトそのもの以外の部分にありました。

問題点その①-消えるパドルシフト

これはまあ、書いた通りの内容になりますが。今回走行性能を試した伊豆スカイラインを走っている時、パドルシフトが消えてかなりビビりました。

原因は、XC40の最小旋回半径が5.8メートルと大きいこと。ステアリングの持ち替えが発生するんですよね、伊豆スカイラインぐらいR(半径)が小さなコーナーが連続するコースだと。で、持ち替えてしまうと、ステアリングについているパドルシフトがどこに行ったかわからなくなる。。

ちなみに最小旋回半径が5.1メートルのRX-7では、同じコースでステアリングの持ち替えは発生しませんでした。まあ、RX-7は稀代のコーナリングマシンですし、いくら出来が良かろうとフロントが重く車高が高いXC40と比べること自体ナンセンスですけど。

何にしても、ギアを落としたいところで落とせないのは非常につらかった。走りこんでコースを熟知しているならいざ知らず、ブラインドのS字で切り返した先に、さらにRが小さなコーナーが現れればやむなくシフトダウン、、するためのパドルがないっ!!使いづらいと言うより、けっこう致命傷だったりします。

中高速コーナーで使用する分には良いんですけどね。でも、その速度域で公道をスポーツ走行すれば、思いっきりイリーガルな領域に踏み込んでしまうことに。う~ん、どこで使えばいいの?このパドルシフト。

改善提案ーパドルシフトが消えないようにするには

まあ、ここに書いたからと言って、ボルボの開発陣の目につくとも思えないし、改善してくれるとも思えませんが。とりあえずこうすれば改善できそう、ということを三点ほど思いついたので書いておこうと思います。

<改善方法①> 

パドルシフトをステアリングコラムに移動する。パドルシフトはステアリングにある方が良い、と言う人が多いですが、場合によりけりです。XC40はステアリングが軽いので、片手で保持するのが楽。なので、空いた片手で操作するには、場所がはっきりしている方が操作性が良い、という理屈です。

 <改善方法②>

ステアリングにバリアブルギアレシオを用いる。低速域において少ないステアリング操作で大きな切れ角を生み出すこの機構は、XC40のステアリング持ち替え問題を解決してくれるはず。まあ、XC40にこの機構が用いられることはまずないでしょうけど。

<改善方法③>

最小旋回半径を改善する。しばらく前にV40がモデルチェンジした時、最小旋回半径が5.8メートルから5.1メートルに改善されたんですよね。XC40が同じようにできるとは思いませんが、この方法での対応を一番期待しています。自分の車には反映されませんが。

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以上、パドルシフトの問題点その①と改善提案でした。次回、後編へと続きます。