パドルシフトについて、の後編です。書いていくのは、前回書いた「使いずらい」と思ったもう一つの理由。これも、パドルシフトそのものの問題ではなく、これを利用するうえでの周辺機器の問題になるのですが。。具体的な内容については以下をどうぞ。
問題点その②-いま何速かわからない
多くの方がご存じの通り、XC40は8速ATを搭載しています。信頼のアイシンAW製。普通に走っている分には変速ショックをほとんど感じることもなく、快適な走りに大きく貢献してくれています。
ただ、この多段AT、体感でいま何速に入っているか良くわからないんですよね。。4速ATだったRX-7は、エンジン音やトルクのかかり具合ではっきりわかりましたけど。
ちなみに、これを踏まえて一番困るのが、ドライブモードが「マニュアルモード」以外の時に、メーターパネルに「いま何速に入っているか」が表示されないこと。
せめて数字が表示されていれば、体感的にわからなくても問題は少ないんですけどね。
例えば、一般道を6速で走っているとき前方に信号待ちの列を見つけたなら、メーターを一瞬確認後、頭で「5、4、3、2」とカウントしながらパドルを引けば、必要とするエンジンブレーキがかかるので。
しかし、今のメーターパネルは、パドルを一度操作すると数字が表示される仕様。パドルの操作を始めた後で数字を確認する必要がありますので、とても使い勝手が悪いことになっています。
改善提案ーいま何速かわかるようにするには
これはもう、単純な話です。ドライブモードに関わらず、メーターパネルにギア数を表示するようにすれば問題は解決します。ドライバーがパドルシフトを使用したいと思うのは、決してドライブモードが「マニュアルモード」の時だけではないですし。
ボルボさん、この点についてはぜひ前向きに対応をお願いします。シフトアップはともかく、減速時に積極的にシフトダウンすることは、大切なドライブテクニックの一つだと思いますので。
さて、次回です。書いていくのは、ここまで個別の項目毎に評価した走行性能についてのまとめ、「XC40 T5 AWD Rデザイン」はスポーツ走行に向いているのか、についてです。
メディアにおいては、SUVとしてかなりの高評価を受けているこの車。もちろん、スポーツカーとして評価を受けているわけではありません。なので、あえてそういった意地悪な目線で書いてみようかな、、、そう思っています。