購入記が考えていた以上に長くなってしまい、オーナーズレビューがほったらかしになっていました。これから旅行記事の合間にちょこちょこ書いていきますので、よろしくお願いします。
で、今回ですが、 「XC40の走行性能を試す」ということで、伊豆半島を走りに行きました。実際に行ったのはもうけっこう前になりますが、道路幅が狭くコーナーも多かった伊豆半島。RX-7で走るには最適な道でしたが「XC40 T5 AWD Rデザイン」で走った結果はどのような印象だったのか。複数回に分けてお届けしますので、ご覧ください。
走行ルート
まずは走行ルートの説明です。ざっくり書くと、
都内(自宅) ⇒ 国道1号線 ⇒ 箱根ターンパイク ⇒ 伊豆スカイライン ⇒ 国道135号 ⇒ 東名高速 ⇒ 都内(自宅)。
細かい部分は省きますが、まだ納車されて半月ぐらいだったので、これまでの車にはなかった色々な操作に慣れるため、行きは一般道を選択。帰りはそれなりに疲れたこともあり、時間を優先して高速道路を使いました。なお、運転支援機能についてのレビューは、別の記事であらためて。書くことが多く、分量的に分けた方が良さそうなので。
扱いやすいハイパワーエンジン
「XC40 T5 AWD Rデザイン」のエンジンスペックは、252PS/35.7kgf・m。昨今においてもスポーツカーに搭載しておかしくないほどの、ハイパワーを誇ります。このところパワーのインフレ化が顕著なため、あまり目立たなくなっていますが。
しかし、それでいて低速域のギクシャク感はまったくなし。どんな速度域でも、ドライバーの意思通りに必要と感じるパワーを適切に供給してくれます。上品に走ることもスポーティに走ることも可能な、扱いやすいエンジンです。
ただ、音質やフィーリングはいたって凡庸。ゆっくり流している時にはほとんど耳に入らないエンジン音は、アクセルを踏み込むと「ガラララララッ」という大きな音を立て、フィーリングにもざらつきが感じられます。まあこれは、これまで乗っていたRX-7が搭載するロータリーエンジンが、音とフィーリングでは右に出るものがないぐらい良質で、それに慣れてしまっていたからではありますが。低速トルクが異常に細かったのが大きな問題ではありましたけど。
なお、この「音質やフィーリング」の印象は、あくまでアクセルをきっちり踏み込んだ時の印象になります。ちょっと加速したぐらいでは他車との違いを感じ取ることはできませんし、 試乗レベルではまずそこまで踏めないでしょう。オーナーであっても、実際ここまで踏み切って運転する人はあまりいないんじゃないかな。。まずその必要がないし。なので、この部分を捉えて、過大にネガティブな印象を持つことは不要と思います。
さて、次回です。書いていくのは、「XC40 T5 AWD Rデザイン」のサスペンションについて。試乗でだいたいの見当はついていたのですが、正直ここまで出来が良いとは。。その内容を、詳しくお伝えいたします。