温泉宿での楽しみと言えば、温泉の次に来るのは食事なわけですが。今回は「自家源泉の宿 原瀧」でいただいた夕食の話を書こうと思います。なお、結論から書くと、期待を大きく超えるクオリティの料理に対して、食べるのが慌ただしかったという印象。もう少し、料理に合ったペースで食事したかったな。
「自然源泉の宿 原瀧」の夕食
以下の写真が、夕食の全景です。
今回は、直前になって会津行きを決めた一人旅。なので、料理が並ぶ向こうには衝立があるのみで、、ちょっとさびしいですね。
ちなみに、窓外はこんな感じでした。
この宿自慢の川床は、冬期は閉鎖。しかし、窓外のこの景色を見ながら食事ができることを考えれば、これはこれで良かったりします。
なお、お品書きは以下の通りでした。
食前酒 果実酒
重箱
箸初め 会津産野菜 バーニャカウダ
中 鉢 蕗の薹豆腐 旨味ジュレ
前 菜 合鴨ロース
林檎 水晶寄せ
松前漬け
煮床節
小川〆
造 り 旬の活魚
鉢 肴 鰤 照り焼き
鍋 物 猪のはりはり鍋
蓋 物 蟹新丈 白菜包み 卸し餡
御食事 会津産こしひかり 釜飯
ホタテと里芋の炊き込みご飯 香物
とろろ昆布 巻き麩 万能葱 赤出汁
甘 味 苺のムース
猪のはりはり鍋は、せっかくなので普段は食べないものを、ということで、コースをアップグレードしてつけてもらいました。
せっかくの絶品料理が、、
しかし、残念ながらこの料理を十分に堪能することはできませんでした。なぜなら、席に座るなり鍋のコンロに火が入れられ、「すぐに野菜を全部入れてください」との指示があって。結果、お品書きの「重箱」に並ぶ料理の数々を、先にお酒とともに楽しむことはできなかったのでした。こんなに一品ずつしっかり味わいたい品々が並んでいたのに。。
まあ、こういうものより鍋が先、という方もいらっしゃるでしょうが、ブログ主はお鍋の野菜がくたくたなのは好みでない。固形燃料なら、お店の人の忙しさを緩和する目的があるのでわかるのですが、カセットコンロなのだから自分のタイミングて火を入れさせて欲しかった。。
ちなみに、鍋の具材はこちらです。
美味しかったんだよなあ、これ。美味しかったけど、落ち着いて食べられなかった。お店の人が、閑散期で数組しかいないお客さんの片付けが終われば、帰れるという雰囲気を醸し出していて。
その点、以前訪れた「網元の宿 和風ホテル礒村」は本当に良かったです。ベストのタイミングで料理が提供されて、味も申し分なかった。
料理は「礒村」に引けを取らないレベルだったのに、ちょっと残念に思いました。