さて、『網元の宿 和風ホテル礒村』の料理です。楽しみにしていたんですよね、ここの料理。予約の時から、なんというか美味しそうなものが食べられそうな予感がしていて。写真では特に差異はないのですが、「網元」というパワーワードに惹かれたのでしょうか?結果は、その期待をまったく裏切らないものでした。
宿泊日の夕食
夕食前に入浴を済ませたブログ主、浴衣に着替えて食堂へと向かいます。
その時に乗った、エレベーターのマット。ご時世ですね、、しっかりソーシャルディスタンスです。
食堂に着き席に案内されると、既にお酒のアテになるようなものが多数用意されていました。
ぱっと見、前の旅館とあんまり変わらないじゃん、、と思われそうな見栄え。しかし、
新鮮でなければ絶対に美味しくは食べられない「サメの心臓」。
きっちり角が立つように切付けられた「お造り」。カニの足も、しっかり身が詰まっていて旨味十分、水っぽさはまったくありません。
お酒がすすむ、絶妙な塩梅のホヤに、
主役級の貝が二品。そして、
魚料理も二品!お品書きがなかったので料理名を書けないのが残念ですが、一品一品のクオリティが高く、どの順番で食べようか迷うほどでした。先に美味しいものを食べ終わってしまうと、残りを食べるのがつまらなく感じてしまう、、そういう性格なので無意識のうちにバランスを考えて食べてしまうんですけど、この時は「どれも先に食べ終わるのがもったいない」なんて思いを経験。至福の一食でした。
ブログ主が考える「もてなしの料理」というもの
ちなみに、テーブルに並んだのは、上に挙げたものだけではありませんでした。
気仙沼の矜持でしょうか、フカヒレもしっかり提供されていて。まあ、ご覧の通り大ぶりの姿煮、というわけではありませんが、ブログ主が思うに、フカヒレはそれそのものを味わうのではなく、食感を楽しむもの。量もたくさんは必要ないことを考えれば、「本物の味付け」がなされたこの一品は、十二分に満足できるものでした。
高いお金をかけて良い材料を揃えることだけがおもてなしではない、、そんなことをこの料理から感じたのですが、みなさんはどう思われますでしょうか。
最後は、「網元」ブランドとしてはちょっとお洒落なデザートで〆。次回は、翌日の朝食をご紹介します。