《ボルボXC40 × 旅・ドライブ》ときどきネコ

ボルボXC40で行く旅やドライブの記録。時々ネコが出てきます。

オールシーズンタイヤ「クロスクライメイトSUV」の雪道評価(その⑤)


この記事を書く少し前、「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」が欧州で公開されました。

この件について、メディアではロータリーエンジンの復活として取り上げている例もありますが、車自体はロータリーエンジンを発電機として利用するプラグインハイブリッドモデルのため、乗り味は普通のEV車と何ら変わらずブログ主的には魅力を感じません。

ただ、そういう思いを持ちながらも、最近ではロータリーエンジンが市販に至るだけでも良いのではないか、と思うようになりました。

理由は、以前の記事に書いた、トヨタのフルハイブリッドと組み合わせたロータリーエンジン車(燃料は水素)が、理屈上ではあるものの開発される可能性が残るから。

まあ、実現の可能性は限りなく低いのですが、いつかまた、あのどこまでもスムーズに回り続けるロータリーエンジンを搭載した車に乗ってみたいんですよね。これも環境に優しい車なんですよ、と大手を振って。

今回は「深い轍が刻まれて凍結している場所」での評価

さて、本題ですが、今回は「深い轍が刻まれて凍結している場所」での評価について書いていきます。

具体的には、それなりに交通量があるにも関わらず、除雪されていない十字路などが該当するのですが、そういった場所は縦横無尽に刻まれた深い轍がそのまま凍結し、滑る、滑らないに関わらず非常に走りにくい状態になっています。刻まれた轍に沿って、タイヤが持っていかれたりして。

コントロールはギリギリ可能だが…

で、そういった状態の十字路を「左折」してみての評価ですが、「一応コントロールは出来るが四輪駆動車に限られる」というものになります。

逆に言えば、二輪駆動車ではコントロール不能になると言い切っても良いでしょうか。

理由は、二輪駆動車だと駆動しない二輪に引っ張られて、姿勢を大きく乱す結果になると思われるため。常に四輪が前に進もうと路面をかき続けるXC40でさえ、当初想定したコーナリングラインよりは少し膨みましたから。大きく外に流れる気配がなかったため、不安は感じませんでしたけど。

なお、もしこの道をXC40がノーマルタイヤで走ったらどうなるか、ですが、これについては確実にコントロールできない状態になると思われます。

もっとも、四輪駆動なので四苦八苦しながら走破してしまう可能性はありますが、オールシーズンタイヤとの差は歴然で周りの車に迷惑をかけまくることは必定。そういった方はまずいないとは思いますが、非常時でも過信して雪道にチャレンジすることのないようお願い致します。