『XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 Inscription』の試乗記事、最終回です。書いていくのは、試乗して気になった点の続きと、ブログ主視点での総合評価です。
気になる点~「ステアリング」
ステアリングが気になる、と書いてしまうと、何らか操作するうえで問題があったような印象になりますが。実際にはそういったことは全然なく、けっこう重いなぁ、とブログ主が感じた、ただそれだけの話になります。
じゃあ、どうしてこれを書いたの?という話になるわけですが、この点については、試乗車ではなく自分のXC40に問題があるような気がしていて。どう調整しても軽いんですよね、ステアリング。軽くてもロードインフォメーションがきちんと伝わるのでイヤな軽さではないのですが、これ、ちゃんと調整できてるのかな?みたいな。
そういう意味では、試乗車のステアリングは重さの調整にちゃんとメリハリがついていて。好みにきちんと合わせられるので、少し羨ましく思いました。
気になる点~「燃費」
燃費については、想像したほど良くなかった、というのが正直な感想です。もちろん、自分のXC40に比べれば5割増しぐらいで良いとは思うのですが、燃費計の数値は11km台。特別驚くような数値でもありません。
ほぼ電気だけで走る「Pure」モードで連続走行しても数値がほとんど上がらないのと、電気だけで走れる距離が41kmなのも気になる点。正直、これならマイルドハイブリッドでいいかなぁ、なんて思ってしまいました。毎日自宅で充電して、ほぼ電気だけで通勤距離を走る、なんて使い方をする方には、非常に良い選択肢だと思いますけど。
総合評価
というわけで、ブログ主目線での総合評価です。一言でまとめると、随所に好印象な部分はありつつも改良の余地が多く、仮に試乗車の新車とブログ主のXC40を無料で交換してもらえても交換はしない、ということになります。
一番大きかったのは、やっぱりブレーキですかね。あとは、休日に長距離を走行する自分の使い方では、燃費的なメリットがほぼないこと。電気だけでもっと長距離を走れるようになって、ようやく検討対象になるかな?モーターに比べ出足がふわっと加速する純ガソリン車の特性は少し気になるようになりましたが、ブログ主が乗り換えを検討するようになるのは、まだまだ先のようです。