『XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 Inscription』の試乗記事、続きです。印象が良かった「エンジン」の話の途中からですので、まだお読みでない方は、前の記事からどうぞ。
印象が良かった点~「エンジン」の続き
エンジンについては、本当に印象が良かったPHEVのXC40。2つ目に上げられるのは、比較的急な上り坂でトルクが均一に出ることでした。
具体的に説明すると、ダイバーシティ東京プラザ(ガンダムの立像があるところです)の立体駐車場でスロープを8階まで走って駐車したのですが、その上り坂でアクセルの踏み込みを固定するとすぐにエンジンのトルクが変動しなくなるため、非常に走りやすかったのです。
これが純粋なガソリンエンジン車の場合だと、上り坂の最初はどうしてもアクセルを深く踏み込む必要があり、結果トルクが出すぎて途中からアクセルを緩めてコントロールする必要があるのですが、PHEVではそれがありません。ブログ主なんかはこのアクセルコントロールがむしろ楽しかったりするのですが、多くの人にとっては楽な方が良いでしょうし、特に初心者の方にとっては運転はしやすいにこしたことはありません。まあ、アクセルを踏みすぎれば車が飛び出してしまうのは、同じなんですけど。
これは好みですが…
で、エンジンについてもう一つ。
これは、性能的な話とはまったく無関係なブログ主の好みの話ですが、踏み込んだ時のエンジン音がものすごく良いんです。まるでスポーツカーのよう…。
搭載しているのは、前の記事で書いた通り1,476ccの3気筒エンジン。「それなりに」チューニングされたエンジンなんですが、以前に、それもずいぶん昔に、聞いたことがあるような気がして、、
記憶を掘り起こした結果、思い出しました。そのエンジン音は、初代「ホンダ・ビート」のもの。同じ3気筒エンジンで、レッドゾーンが8.500rpmからという名機です。
むろん、XC40に搭載されているエンジンは高回転型ではなく、最大トルクも低い回転数で発生するので回す楽しみはありませんが、いかにも元気いっぱいな感じがしてブログ主は大好きです。高級車としてのXC40には少し似つかわしくないですけど、普段はモーターの陰に隠れてエンジン音が表に出てくることは少ないので、こういうのが好きな方、お勧めですよ。