十和田湖を離れ、奥入瀬渓流沿いの道へと乗り入れた『XC40』。それまでと変わらず、走るのはエスケープゾーンのないタイトな道ですが、湖沿いとは異なる周囲の地形との高低差があまりないその道は、ブログ主が大好きなワインディングロードでした。
まさか奥入瀬渓流でドライビングを楽しめるとは…
本来なら、美しい風景を眺め、せせらぎの音を聞きながら走るはずだった奥入瀬渓流。しかし、その道はおとなしく走るにはあまりに条件がそろっていて、ついついその気にさせられてしまいました。
とは言っても、路面は荒れ放題、ブラインドコーナーが多くセンターラインを割ることはご法度のその道を、イリーガルな速度で走ったわけではありません。その道路は、制限速度50km/h。ほかの地域であれば制限速度40km/h、所によっては30km/h制限にするレベルの道にも関わらず、なぜだか幹線道路レベルの制限速度になっていて。えぇ、、このコーナー直角に曲がっているんだけど、50km/hで走っていいの?なんて(←バカ)。
ちなみに、右に深く折れていくあるブラインドコーナーの手前で、後ろをついてきていた地元の方のものらしいジムニーが、スッと距離を取るということがありました。ミラー越しに見えたその光景に「?」と一瞬頭をひねりましたが、特に速度を落とすことなくコーナーに侵入。そして、その理由がわかりました。
コーナーの奥で視界に映ったのは、大きく奥側に倒れこんだガードレール。ちょうど車1台分がはまり込む形に変形していて、この場所で何があったかがすぐにわかります。
後ろのジムニーは、きっといいペースで走る観光客と思しき車を見て、事故を懸念したのでしょう。しかし、『XC40』は楽々とそのコーナーをクリア。対向車がないことを確認しつつガードレールの状態を眺め、ハーフウェットの路面をセンターラインを割ることなく走り抜ける余裕がブログ主にはありました。
この頃にはもう『XC40』の特性と限界を十分把握していたということもありますが、やはり『XC40』のコーナリング時の安定感が高いことが大きな理由としてある思います。ちょっと前の記事では超高速域で物足りないことを書きましたが、現実的に使用する速度域ではこの車、やっぱり信頼性抜群ですね。