島の奥へ向かう道の途中にある、小屋を中心にした広めの三叉路。道沿いにある家の人が、ネコにご飯をあげる様子がテレビでも放送された有名な場所ですが、以前とは違い見かけるネコの数はめっきり減っていました。ご高齢の方だったので、もうご飯をあげるのをやめてしまったのでしょうか?ただ、その場所には、ブログ主がよく見知った2匹の姿がありました。
2018年秋(1年目)
初めて田代島に行った年。この三叉路に、印象に残った2匹のネコがいました。1匹目はグレーの子ネコ。群れの中で一番小さかったにもかかわらず、一番良い場所に堂々と陣取って寝ていたのが印象に残っています。
この頃は、「きっと美ネコに育つんだろうな」なんて思っていたのですが。
で、2匹目が茶トラのネコ。堂々たる風格で、一目でそれとわかる群れのボス。頭をなでたら電光石火のネコパンチが飛んできた、非常に気性が荒いネコです。
目つきを見て、なんとなくおわかりいただけると思いますが。
2019年秋(2年目)
そして2年目。グレーの子ネコは、美ネコには育っていませんでした。
予定と違う、、毛並みこそ綺麗であるものの、考えていたより目つきが鋭い。。でも、この頃はまだスマートで、子ネコ時代の面影がありました。
そして、一方の茶トラ。
ちょっとやせたように感じます。前年の写真と比べると、後ろ脚付け根あたりの筋肉のボリュームが減っていて、毛艶も少し悪くなったかな。。少し病気でもしたのかもしれません。
ちなみにこの時2匹は近くで寝ていて、特に仲が悪そうな様子はありませんでした。グレーのネコの方が良い場所にいるのが気になりましたが…。
2020年冬(3年目)
3年目のグレーのネコです。
…。あーもうわかったよ。あんたがボスになったんだね。一見デブに見えますが、実際には全身筋肉の塊。ケンカをして勝てるネコは、そうはいないでしょう。風格も堂々たるもので、ブログ主が他のネコをかまっているところに正面からしっぽを立てて現れ、「仲良くしようぜなんかくれ」といった表情。構っていたネコに「シャーッ」と威嚇されても、そちらを見向きもしません。でも、食べ物をあげてはいけないのがこの島の、というより去勢していない野良猫に対するルール。仕方ないので頭を撫でてあげると、そのまま無言で去っていきました(写真は行った方向から戻ってきた時のもの)。
なお、ブログ主が構っていて、グレーのネコを「シャーッ」と威嚇していたのがこの茶トラのネコ。すっかり丸くなり、撫でても嫌がらなくなりました。そうか、ボスの座を追われたんだね。。決着がついていることは、グレーのネコが全く相手にしないことから見て明らかですが、ネコ社会も人間同様に厳しいんだね。諸行無常。