震災の爪痕が色濃く残る地域を後にし、北に向かって走ることしばらく。夕焼けの残光が消えるころになって、ようやくその日に泊まるホテルへと着きました。まあ、ホテル名は書かないんですけどね。その日に泊まったホテルは、お値段の割にちょっと残念な感じだったので。
有名観光地にありがちなホテル
旅をしていれば、たま~にこういったホテルに当たることがあります。平日で1泊2万円近くするのに、部屋も料理も残念といったところに。その内容と言えば、部屋は古くて傷んでいる、トイレや洗面が狭く使い勝手が悪い、アメニティは希望する2品のみ無料、などなど。この価格帯のホテルで、アメニティを選んだ分だけフロントで渡すところなんて初めて見たよ。。
極めつけは、土産物コーナーでGoToトラベルの地域共通クーポンを使って、たくさんのお土産を買って支払いをした後のこと。カウンターに並ぶたくさんの品物がそのままなので待っていると、袋はないので手で持って帰って下さい、とのお言葉。そんなことあるの?!仕方がないので、2往復して手で持って帰りましたけど。
心に残らない料理
ちなみに、料理の方は以下のような感じでした。
一見、それなりに見えますよね?でも、実際に食べてみるとカニの身はスカスカ、カキはやせていて旨味がなく、とりあえず豪華に見えるように並べてみただけといった印象。まあ、この旅館が出来た当時はこんなふうに「とにかく品数を並べて豪華に見せる」ことが最優先で、味にはそれほどこだわらなくても良かった時代でしたが、なんというか自分がその時代にタイムスリップしてしまったような感覚。。このホテルにはもう、来ることはないだろうな。
こういった観光地にある古いタイプのホテルでも、ソフト面で頑張っているところはたくさんあるんですけども。例えば、能登の和倉温泉なんかがそれ。施設は古くても、出来る範囲で精一杯のおもてなしをしていただいた思い出は、それだけでまた訪ねてみようという気持ちにさせてくれました。実際、3年後に再訪しましたし。
ちなみに、今回の旅行は、この日を境に非常に恵まれたものになりました(と言っては、このホテルに失礼すぎか、、)。食事についても、思い出深いものをたくさんいただきました。その模様については、次回からしっかりお届けしていきたいと思います。ネコの話とともに。