《ボルボXC40 × 旅・ドライブ》ときどきネコ

ボルボXC40で行く旅やドライブの記録。時々ネコが出てきます。

【購入契約】T4モメンタム試乗(前編)


「T4 AWD Rデザイン」を注文してしばらくのこと。ある日、XC40の試乗記事を探している時にたまたま、「T4モメンタム」の試乗ができるディーラーを見つけました。 

以前の記事にも書きましたが、契約前に試乗できたのは「T5 AWD Rデザイン」。なので、迷うことなくネットですぐに訪問日時を予約。気になってたんですよね、本当に担当営業の方が言うように、普通に乗る分には違いが判らないのか。 

で、予約当日にそのディーラーさんにお伺いして、早速試乗。しかし、その結果はあまりに予想と違いすぎていて…。 

あまりに違いすぎたフィーリング

最初にあらためて、この感想が個人の感想であることをお断りしておきたいと思います。「T4モメンタム」については、「T5 AWD Rデザイン」とは全くの別物でした。全体的に、もったりというかふんわりというか。。端的に言えば、RX-7から乗り換えるにあたって一番心配した、「SUVのダルさ」を体現したかのような乗り味でした。 

これはまずい…と思い、その後購入したディーラーに連絡することになるのですが、ここではその話はいったん置いておき。どうしてそういった乗り味に感じたのか、原因と思われることを二つほど書いてみたいと思います。

エンジントルクの違いによる影響

まず一つ目として考えられるのが、エンジントルクの違いです。「T4モメンタム」の30.6kgf・mに対し、「T5 AWD Rデザイン」は35.7kgf・m。その差はわずか5kgf・mそこそこですが、発進から巡航速度に達するまでの領域でこの差は無視できません。

メディアによっては、「T4 モメンタム」の最大トルク発生回転数が1,400RPM、「T5 AWD Rデザイン」の同回転数が1,800RPMであることを指摘して、「T4モメンタム」の方が実用域では扱いやすい、なんて論評しているものも見かけますけどね。正直、あまり意味がない指摘かなと思っています。実際にアクセルを踏んでみればお分かりになるかと思いますが、1,400RPMから1,800RPMに到達するまでなんてほんのわずかの間。おまけに、「T5 AWD Rデザイン」は1,400RPMでも「T4モメンタム」とほぼ変わらないトルクが出ていますので。そこから先のトルクの盛り上がりを考えれば、無視できる値と考えてよいでしょう。

ちなみに、エンジンの違いによる「ダルさ」を感じたのは坂道発進の時。「T5 AWD Rデザイン」では勾配などないようにするすると上ったのが、「T4モメンタム」では重い車体(約1.7トン)を動かし始めるタイミングで頑張り感が出てしまっていて。「低回転から最大トルクを出力」といった最近のエンジンの美点があまり発揮されていない感じがして、う~ん、と思ったのでした。

 

ちょっと長くなってしまいました。続きについては、次回の後編で書きたいと思います。

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