先進安全装備がてんこ盛りのXC40。今回は、その中でも購入を大きく後押しした、2020年モデルで採用された装備について書こうと思います。その装備は、従来から設定されていた「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」に追加された「ステアリングアシスト機能」。これ、あるのとないのでは、本当に大違いなんですよね。
SUV車に設定がなかった先進安全機能
2020年モデルからBLISに追加された、ステアリングアシスト機能。これ、実は先進安全装備の中で一番重視していた、欲しかった機能なんですよね。なのに、購入当時はSUVで設定されている車がなく。。この機能がないばっかりに、一時は購入を見送ろうかと考えたぐらいでした。何しろレクサスはおろか、この手の機能でボルボと最先端を争うベンツですらついてない。。モデルチェンジのタイミングが合わなかったからみたいで、今この記事を書いている時点では設定がありますが。
しかし、ボルボのディーラーを訪ねた2月に、担当営業の方から2020年モデルから設定されることを教えられ一安心(ボルボ・カー・ジャパンの発表は3月6日)。購入を決定づける大きな後押しとなりました。
ステアリングアシスト機能が追加された大きな意味
ちなみに、このステアリングアシスト機能にこだわる理由ですが、それは車線変更時の後方接近車両に対する安全確保が極めて難しい場面があるから。前方の急停止や飛び出しは注意して運転すれば高確率で避けられるけど、こればっかりは注意するだけではどうにもならないことがありますので。
具体的に言えば、首都高速の合流がそれに当たります。合流車線が極端に短いうえ直前まで側壁に視界が遮られ、本線を走っている車の状況がまるでわからない箇所が多い首都高速。特に前走車の加速が十分でない場合はほとんど運ゲー。その車と速度超過で本線を走ってくる車の両方をさばいて合流せねばならず、どうしても確認が不十分になりがちです。
本線側のドライバーが合流車線からの流入を見越して、前に行くなり後ろに下がるなりしてくれればいいんですけどね。これが結構できなくて、合流側からは死角になる位置をボーっと走ってくるドライバーの多いこと。自分が危ない目に遭うリスクがあるのに、なぜ相手がよけてくれると思うのか。。交通事故が減らないわけです。
そんなわけで、希望かなって装着することができたBLISのステアリングアシスト機能。作動させることなく最後まで乗ることができれば幸いです。ちなみに、2020年モデルにはもう一つ、パーク・アシスト・パイロットに被害軽減ブレーキが追加されました。バックカメラを頼りに後退する場合には、こちらも強力に安全をサポートしてくれると思います。